スピード狂の男が無謀運転で死亡した――事故は、もともと単純明快なものだった。それを『週刊新潮』が「殺人事件」に仕立て、利害を同じくする人間が便乗することで騒動を大きくした。
創価学会をねたむ坊主
事故が起きた直後には日蓮正宗の阿部日顕一派が大騒ぎ。札幌・仏見寺の坊主・藤原広行らが各所にデマをまき散らし、白山氏の人権を侵害した。
ペテン師・山崎正友
「国会を使って騒ぐ」。このシナリオを書いたのが、恐喝事件で懲役三年の刑を受けたペテン師の山崎正友。山崎は日顕にあてた手紙で「国会質問のための資料を山崎、段、乙骨の三人で作った」「10月11日~13日」のテレビ中継の入る時間帯に騒ぐ」等と書いている。
選挙狙いの一部政治家
山崎のシナリオ通り、1994年10月11日に、政治家が『週刊新潮』のデマ記事を振りかざして国会で質問。事実無根のデマがテレビで全国に流され、白山氏の人権を著しく侵害した。
国会質問の直前に白川勝彦元代議士、山崎正友、段勲、乙骨正生が密談していた動かぬ証拠写真もマスコミで大きく取りざたされた。
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