『週刊新潮』

判決「事実的根拠が極めて乏しい事柄について、しかも、スキャンダラスな内容のものをいたずらに報道されるいわれはない」

信平のデマを実に36回も報じた『週刊新潮』の門脇護記者。山本栄一著『言論のテロリズム』は、手記のねつ造から騒ぎ方まで事細かに門脇記者が指示していたことを暴いた。判決も『週刊新潮』の体質を厳しく断罪している。

 
日本共産党

信平信子は『週刊新潮』に手記を出す2ヶ月も前に、日本共産党の機関紙「赤旗」に匿名で登場。「赤旗」は、信子が提訴した後も紙面でエールを送っている。

また、醇浩の訴訟を「共産党さんの弁護士」(信子)が担当。両者の親密ぶりは尋常ではない。

 
一部政治家

『週刊新潮』のデマ記事を振り回しながら国会質問した白川勝彦元代議士は、前回の衆・参院選で連敗。国会から姿を消した。

一部政治家が裏で糸を引き、信平問題で大騒ぎした「四月会」も2001年3月に消滅した。

白川勝彦
代議士
四月会 信子の記者会見の裏に新潮が信子は、まず日本共産党の機関紙「赤旗」に登場
 
山崎正友

ペテン師の山崎正友は1993年、日顕にあてた書簡で謀略を指南。「元創価学会幹部の証言を利用する」「『週刊新潮』を使う」「政治家を巻き込む」など、信平問題の「青写真」ともいえる文面が並んでいる。 また、山崎が信平事件を扱った大量のデマビラを当時の自民党に作らせ、裏で大儲けしたとの内部告発が新聞でも報じられた。
山崎の日顕あて謀略書簡
   
乙骨正生

「自称ジャーナリスト」の乙骨正生は信平事件でも派手に立ち回った。記者会見で司会役を務めたり、信子と密談したり、仲良くホテルから出てきたり。もはやデマ事件の「当事者」である。
  仲良くホテルを出る乙骨(左)と信子 山崎の謀略報じる「中外日報」紙

日蓮正宗関係者

創価学会への嫉妬から、同会への敵意をむき出しにする日蓮正宗の管長・阿部日顕。直属の檀徒たちが信平事件で暗躍した。 例えば信平のデマ手記の掲載を大々的に「予告」したのは同宗機関紙「慧妙」。判決も「『週刊新潮』の信子の手記掲載をあらかじめ認識していたことをうかがうことができる」と厳しく断じている。

藤原広行の暴行未遂事件を報じた地元誌

北海道・仏見寺の坊主・藤原広行は、暴行未遂事件を起こしたとして94年、被害者の同寺元従業員から告発された。その被害女性が、地元誌に掲載した自分の手記と、その1年半後に出た信平手記は内容がウリ二つだと指摘している。かつて同寺には現役共産党員も潜伏していた。

「慧妙」 日顕