乙骨正生

「自称ジャーナリスト」の乙骨正生(中)。
市議の転落死を題材に、デタラメな本
を出すなど大騒ぎした


デマを週刊誌に売り込んだのが「自称ジャーナリスト」乙骨。朝木市議の死を「ネタ」に19965月、念願の自著『怪死』まで出版したが、これが間違いだらけの欠陥商品。例えば本の前半では、転落死の発見者であるモスバーガーの店長に「何度も取材をした」と書いたのに、後半では「取材していない」と書くデタラメぶり。裁判で乙骨は、店長と会っていないことを認めた上、「転落死現場に誰がいたか」という最も肝心な事実関係すら、まったく知らなかったことが発覚した。

矢野穂積、朝木直子の両市議

綿密な取材をもとに「東村山事件」を検証した『デマはこうしてつくられた。』(佐倉敏明著)などの出版物

矢野市議は、裁判所から「極めて特異」と認定されるような男で、「訴訟マニア」でも知られる。このデマ騒動でも直子市議らと結託して、朝木市議が万引きした洋品店の店主、転落現場に駆けつけた救急隊、東村山署の副署長、揚げ句の果ては法務大臣まで訴えた。当然、いずれも矢野・朝木側の全面敗訴である。